恥ずかしがるな

7月25日(月)

来週の月曜日がスピーチコンテストですから、どのクラスも応援練習に熱が入ります。私の午前のクラスも午後のクラスも、授業時間を少し割いて応援練習をしました。

応援の大筋は決まっているのですが、それを実際に体を動かしてやってみるとなると、なかなか当初思い描いたようにはなりません。その原因は明らかであって、みんな恥ずかしがって小さな演技しかしないからです。クラスみんなで思いっきり体を動かしてステージ上であばれれば、大きく立派に見えます。それに対して、縮こまった動きしかしなかったら、何をしているかわからない、かえって恥ずかしいことになってしまいます。しかし、この単純な原理が、学生にはわからないんですねえ。

暗い顔から飛び切りの明るい顔になると、クラスみんなで決めたのに、それができたのはわずかに3名ほど。もう少し基準を甘くしても、せいぜいその倍程度でしょうか。他の学生は、暗い顔をしなければならないところでも照れ笑いしてしまい、暗から明への劇的な変化にならないのです。それをみんなで見て、恥ずかしがりながらする演技は本当に恥ずかしいということをわからせようと思ったのですが、私の思いは通じませんでした。

そのくせ、私が見本の演技をすると、「先生、すごい」とか言いながら、拍手をしやがるのです。私に拍手するんじゃなくて、自分が拍手を取れるようになれって、声を大にして言いたいです。

あと4日間、猛特訓です。

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