98年って何してた?

5月23日(月)

中間テストがありました。中間テストと期末テストでは、学生証を机の上に置かせ、試験監督の教師はその学生証と出席簿とを照合することで出欠を確認します。教師はいつものクラスとは違う、知らないクラスに試験監督として入りますから、こういう方法で間違いが起こらないようにしています。

学生証には学生の生年月日が記載されています。生年月日は出欠には直接関係ありませんが、学生証をチェックする時に目に入ってきます。午後、私の担当したクラスには、1998年生まれがばらばらいました。1998年といえば、私が日本語教師になった年です。私が新米の日本語教師として、冷や汗をかきながらプライベートレッスンで赤坂やら渋谷やらの会社を駆けずり回ったり、技術研修生相手のクラスで教壇に立ったりしていた頃です。光陰矢の如しって言いますが、98年なんて、私にとっては昨日ですよ。

でも、その98年生まれが、健気にも祖国を離れて外国の大学に入ろうと、日本語を勉強し、その勉強した日本語で入試科目の勉強もしているのです。KCPの中間テストに合わせたわけではありませんが、EJUの受験票が土曜日に学校に届いていましたから、それを配りました。「早稲田だ」なんて、試験会場を見てつぶやいている学生も。中間テストなんかとは比べ物にならないプレッシャーが、98年生まれの学生たちにも間もなく襲い掛かってきます。

外は、今年初の真夏日でした。沖縄と奄美はすでに梅雨入りしています。九州もお天気がパッとしなくなりつつあり、入梅が近そうです。雨の季節の足音とともに、受験シーズンの影も迫りつつあります。

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