3月14日(月)
2階から5階の学生用トイレに、ハンドドライヤーがつきました。今年の卒業生一同が寄付してくれたものです。これまでにAED、廊下のベンチが卒業生からの寄付で贈られています。AEDは幸いにもまだ使用実績はありませんが、ベンチはすっかり定着して、学生たちのおしゃべりの場、軽い食事の場を提供してくれています。このハンドドライヤーも、すぐに空気のようにあたりまえの存在となることでしょう。
そもそも学生たちは、およそハンカチというものを持たず、トイレで手を洗うと、手を振って水気を飛ばそうとします。そのため、トイレの床は常に濡れており、それに外の土やらほこりやらが絡んで、どんなに掃除をしてもどこと泣く汚れた感じがありました。トイレの鏡もその水滴の標的となり、きれいとは言いがたい状態でした。
今年の卒業生は新校舎の1期生で、きれいな校舎が汚れていくのが耐えがたかったのでしょう。寄付物件として、ハンドドライヤーを選んでくれました。早速学生たちは使っています。1階の教職員トイレには取り付けられなかったので、私も3階の学生トイレで用を足して手を洗って使ってみました。思ったより強力で、あっという間に洗った手が乾きました。外は雨が降っていて、靴がいつもより汚れているはずですが、トイレの床はいつもよりきれいなような気がしました。
卒業生が後輩のために寄付をするというパターンが定着したようです。以前から同窓会組織はありましたが、ベンチやハンドドライヤーなど目に見える形で先輩に触れられるようになると、「同窓」という意識も強まるでしょう。
書類を取りになどでKCPへ来る卒業生がちょこちょこいます。明日からは、トイレを案内してあげようと思います。