4月12日(土)
大坂・関西万博の開会式が行われたようです。ネットのニュースの見出ししか見ていませんから、“ようです”などという頼りない文末表現を用いています。見出ししか見ていないのは、あまり興味がないからです。
毎年、春の連休は関西方面へ出かけます。今年も行きますが、今のところ、大阪には足を踏み入れる予定はありません。去年のまだ暑いころ、5月の連休の宿を予約しようとしたら、定宿にしているホテルの値段があまりに上がっていたので、大阪泊はあきらめました。行きたいところ(万博ではありません)があったのですが、それはまたの機会にすることにしました。大阪以外にも関西は見所がたくさんありますから、そちらを優先します。
1970年の万博は、自分で主体的にというよりは父に連れられて、夏休みに千里まで見に行きました。入場者数の記録を更新した日にぶち当たってしまい、月の石など人気の展示物を見ることはできませんでしたが、子供心に世界にはいろいろな人がいて、いろいろな文物があるんだなあと感心しました。
今回の万博も、詳しく調べれば目玉の展示もあるのでしょうが、何が何でも見たいと思えるような展示物のうわさは聞こえてきません。私だけではなく、世間一般にそんな人が多いのではないでしょうか。70年は国中が一丸となって盛り上がっていた印象がありますが、今回はずいぶん冷めています。
4年前の東京オリンピックもそうでしたね。無観客という大きすぎるハンデを背負っての開催でしたが、そうまでして開催する意義があったのかなと今でも思っています。何かのイベントで国中が盛り上がったのは、ぎりぎり98年の長野オリンピックと02年のワールドカップまでだったような気がします。
盛り上がらなくなったのは、国中が老いたからでしょうか。豊かではなくなったからでしょうか。個人主義が進展したからでしょうか。全国民が熱狂するイベントをもう一度見たいとも思いますが、国も半端じゃない財政赤字だし、民間にも活力がなさそうだし、もう無理かなっていう気がします。
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