寒の戻り

3月3日(月)

朝は昨日の余韻が残ってむしろ暖かいくらいだったのですが、日中はどんどん気温が下がって、東京は16:00に最低気温1.8度を記録しました。その後も同じような気温で推移しています。

日本語プラス生物を終えて外階段を下りようとすると、学生が踊り場でスマホを外に向けていました。「雪の写真ですか」と聞くと、「はい雪です。きれいです」と、にっこり笑って答えてくれました。そういう学生が各階にいました。半袖の学生も、「寒いです」と言いつつ、雪を撮っていました。南国出身の、もしかすると生まれて初めて雪を見た学生かもしれません。

そもそも、東京に雪が降るのは非常に珍しいことです。平均すると、1年に数日にも満たない雪の日に遭遇できたのですから、大いに喜んでもらって結構です。もっとも、雪が積もって帰れなくなりでもしたら、話は別ですが。それにしても、これが箱根の日じゃなくて、本当によかったです。寒さに打ち震えて、バスから1歩も出られなかったなどということになったら、何のためのバス旅行かわかりません。

買い物に外に出たら、震えましたね。風が弱かったですからどうにか近くのお店まで行けましたが、横殴りのみぞれだったら、お昼抜きを選んだでしょうね。私のクラスは欠席者が目立ちました。電話をかけても出なかったというのは、寒くて布団から出られなかったのでしょうか。気持ちはわかりますが、それじゃいけませんね。

うちの近くの早咲きの桜は、昨日見たら、もう咲いていました。この雪には、さぞかし驚いていることでしょう。東京の雪は、冬型が崩れた時によく降ります。ですから、東京に雪が降るということは、春が近いということでもあります。桜にふさわしい日差しが降り注ぐのも、そう遠くないはずです。

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