2月25日(火)
3連休中のことでした。スマホで仕事用の受信トレイをのぞくと、Gさんからメールが来ていました。T大学に受かったと書いてありました。先週末は非常に機嫌が悪そうで、入試の結果を聞きたくても聞けなかったのですが、いい結果が得られたようでした。
そのメールは入試の結果を知らせるためではなく、Gさんの本意はその後にありました。入学手続きをどのように進めたらいいか教えてほしいということでした。「明日、学校で聞いてもいいか」と書かれていましたが、「明日は、学校は休みなので、あさってに」と返信しました。
その“あさって”が来ました。午前の授業の後、卒業認定試験を受けたGさんが職員室に姿を現しました。Gさんが見せてくれた書類には、合格通知書があり、確かにT大学に受かったことを力強く訴えていました。しかし、主だった書類はそれだけで、必要書類はすべてメールで送られているとのことでした。Gさんのスマホの小さな画面を見せられましたが、字が細かすぎて何もわからず、拡大すると何の話かわからなくなり、結局、T大学からのメールを転送してもらいました。
それをプリントアウトして、ようやくGさんの疑問点と、その答えが見えてきました。今朝の授業で、「紙の教科書は、デジタル教科書に比べて一卵性と俯瞰性に優れている」などというテキストを読んだばかりでしたが、まさにそれを地で行ってしまいました。
内容的にはごく当たり前のことでしたが、初めての合格手続きのGさんにとっては、不安いっぱいの大仕事だったのでしょう。早速Gさんに知らせると、「ありがとう!」という、いかにもGさんらしいメールが返ってきました。
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