自己紹介

2月12日(水)

水曜日のお昼の時間には、大学進学準備の授業をしています。26年4月進学予定の学生たちに、進学準備の基本のところから手ほどきしていきます。今まで、進学するまでの工程表のモデルを見せてこれからいかに忙しくなるか自覚させたり、入学までにいつどのくらいのお金が必要か説明したり、大学のホームページの探し方や見方を教えたりといったことをやってきました。今回は、志望理由書や面接の受け答えの基礎になる部分を取り上げました。

これまでに見てきた学生たちは、一般に、口を酸っぱくして注意し続ければ、志望校についてはどうにかいろいろな情報を手に入れられるようになり、それを志望理由などに取り込むこともできるようになります。しかし、自分自身について上手に語れる学生は少ないです。これをどうにか解消しようと思って、特に力を入れてみようと思った次第です。

まず、レベル1で使うような自己紹介シートを用意しました。名前、出身地ぐらいは誰でも言えますが、その出身地はどんなところかとなると、上級の学生にとっても難問です。「中国の北京から来ました」は簡単に言えますが、北京がどんな街かとなると、北京が有名な街だけに、かえって難しいのです。ましてや、それを通して自分を印象付けるとか、志望動機に関連付けるとかとなると、もはや手も足も出ません。

その他、いろいろな課題を与えましたが、学生にとっては10年後の自分というのが最難問かもしれません。でも、10年後の理想像ぐらい持っていないと、大学での勉強の目的や目標もあいまいになってしまいます。逆に、10年後にこうなっていたいから、大学ではこういう勉強をする必要があり、その勉強ができるのはこの大学だと語れれば、志望理由まで自然につながってきます。

こういった自己紹介を、来週までの宿題にしました。来週のこの時間を楽しみに待つことにしましょう。

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