1月30日(木)
朝、9時3分前ぐらいに教室に入ると、すでに登校していた学生は10人弱。このクラス、私が担任をしていますが、旧正月の昨日はクラスの半数が休みました。それから考えると出足がいいのかもしれません。
その後、パラパラと学生が来て、9時ちょうどには過半数になりました。さらに、5分遅刻ぐらいの学生が2、3名いて、どうにかまともな授業ができる学生数になりました。2名は一時帰国中、1名は両親が来日し、自分の進学先の京都で家探し。さらに1名は病欠という連絡が授業前に届きました。昨日に比べたらだいぶ改善しました。
日本語プラスに来たSさんに聞くと、Sさんのクラスでも昨日は大勢休んだそうです。Sさん自身は休むなど全然思いもせず、平日は学校へ行って勉強するという、ごく当たり前の生活を繰り返しただけでした。周りの学生があまりにみんな休むので、びっくりしたそうです。
昨日の私のクラスは最上級クラスでした。欠席3名でしたが、うち2名は進学にかかわるよんどころない事情での欠席でした。1名だけが、前の晩に飲み過ぎたのでという、旧正月がらみの欠席でした。
毎年感じることですが、日本の生活により深くなじんでいる学生ほど、旧正月に休むことはありません。昨日の最上級クラスはその一例です。私のクラスは、上級の一角とはいえ、まだまだなんですね。
国の風習を忘れてしまえと言っているのではありません。それは大切にすべきです。しかし、それを所かまわず振り回すのは、ちょっと違うんじゃないんでしょうか。
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