話すのは苦手

1月16日(木)

AさんはG大学に落ちてしまいました。6月のEJUでいい点が取れたので、面接なしの書類選考だけで合否が決まるG大学に出願しました。しかし、倍率が5倍ほどとAさんの予想をはるかに上回り、合格証を手にすることができませんでした。話すのに自信がなかったので面接なしのG大学なら受かるかと思ったのでしょうが、Aさんと同じ発想をした受験生が多かったようです。

G大学は滑り止めのつもりでしたが、それに落ちてしまったので、背水の陣で来週のE大学の入試に臨まなければならなくなりました。G大学に受かったら気楽にのびのびとE大学が受けられるはずでしたが、その構想が崩れ去ってしまいました。落ちてもいいぐらいの気持ちでしたから、自信のない面接もあまり練習していませんでした。しかし、どうでもこうでもE大学に引っかからねばならなくなりました。

午後、そんなAさんの面接練習をしました。わざわざE大学に提出した志望理由書まで持って来てくれたのですが、いやあ、ひどかったですね。志望理由書に書いてある内容について質問したのに志望理由書とは違う答えが返ってきたり、あまりに早口で聞き取れなかったり、口頭試問に至ってはどうでもいいことを延々と話す始末でした。そういうダメな点を指摘するのに小一時間かかったほどでした。

すでに進学先が決まっているSさんも一緒に聞いていましたが、Sさんからも厳しい指摘を受けていました。あと1週間足らずでどうにか仕上げなければなりません。今まで授業でも話す練習をおろそかにしてきたつけが、こういう形で回ってきました。私ももちろん全面協力をしますが、前途多難です。後輩を戒めるのには好適な実例にはなりますが…。

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