1月6日(月)
こだま号が新富士駅に停車し、その横を全速力で走り抜けるはずののぞみ号が速度を緩め、ついには止まってしまいました。ほどなく、「山陽新幹線の相生駅と岡山駅の間で沿線火災が発生したため、ただ今、運転を見合わせています。運転再開までしばらくお待ちください」という車内放送が入りました。
年末年始の連休初日で、新幹線は臨時列車がフルに運転され、新幹線各駅に電車が止まっていることが予想されます。運転が再開されても、岡山の方から順番に動き始めることでしょうから、新富士駅までそれが及ぶには時間を要するかもしれません。でも、目いっぱい運転されているからこそ、どうにかしないと混乱の極みに陥りかねませんから、岡山も新富士も同時に動かすかもしれません。
私は予定に余裕がありましたから、1時間ぐらいの遅れなら許容範囲でした。ですから、比較的すいていたこだま号の車内でうとうとしながら開通を待っていました。すると、45分遅れぐらいで運転が再開されました。目的地の掛川駅にもほぼそのままの遅れで到着し、乗り継ぎが予定より1本遅い電車になりましたが、次の目的地でも時間的に十分余裕がありましたから、穏やかな気持ちでガラガラのローカル線に盛り替えました。
初日の目的地は、天竜浜名湖鉄道の天竜二俣駅です。国の登録有形文化財になっている施設を見学しました。昭和15年に建てられた駅舎や、蒸気機関車時代の機関士たちが煤で汚れた体を洗った浴場や、その蒸気機関車の向きを変えた転車台などを見せてもらいました。私ぐらいの年代になると、こういったものに懐かしさというか、心のよりどころみたいなものを感じるんですねえ。
そんなこんながありましたが、無事名古屋郊外の宿に着き、大浴場で存分に手足を伸ばし、普段ならまだ仕事をしている時間に寝てしまいました。翌日からは、名古屋近郊の野山を駆け巡り、毎日2万歩以上も歩いたというのが、この年末年始でした。
新年学校初日は、養成講座の授業でした。確か、去年も新年最初の日が授業だったような気がします。またよく働く1年が始まったみたいです。
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