10月24日(木)
「先生、あと2週間ですよ、EJUまで。緊張します」「うん、緊張するのもわかるけど、Yさんは6月でいい点数取ってるんだから、その点数でどこか出さないの?」「出します。M大学とN大学とD大学に出そうと思っています。M大学は書類審査だけ、N大学とD大学は面接も筆記もあります」「そうか。D大学は独自試験重視だから、面接が大切だぞ」「そうですか。じゃあ、EJUが終わったら面接練習お願いします」
…なんていう会話をする季節になりました。Yさんには6月の成績で受かりそうなところに出願しておけと指示しておいたのですが、結局何もしませんでした。11月はもっと高い点が取れると思っているのでしょうが、Yさんぐらいの成績だと上積みするのが難しくなります。しかも、Yさん、先学期は6月の成績に浮かれてろくに勉強しなかったみたいですから、この期に及んで焦り始めて、それが緊張につながっているのでしょう。
今週はSさんの推薦書も書きました。Sさんは、直接受け持ったことはありませんが、いろいろなところで接触してきましたから、お引き受けしました。「推薦書に何書いてもらいたい?」と本人に直接聞いたら、出席率がいいこととう控えめな答えが返ってきました。でも、出席率が高いだけでは、推薦書は書けません。Sさんの一番の美点は、あふれんばかりの向上心でしょうかね。負けん気の強さと言ってもいいかもしれません。そういった気持ちに支えられて、外部試験でも高得点を挙げてきました。
私だけじゃありません。毎日、校内のあちこちで、T先生もK先生もO先生もH先生も、面接練習や進学相談をなさっています。留学生の入試は、今が入シーズンです。
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