8月16日(金)
台風が近づいてくるという予報が出ていましたから、授業は午前中だけで、午後クラスはお休みとしました。そういうメールを昨日の夕方に学生に送りました。しかし、今朝の教室はスカスカでした。私のクラスも、かろうじて過半数を確保したという程度でした。欠席した学生のうち2名は、一時帰国のために予約した航空便が、台風接近のため出発が早まり、欠席せざるを得なくなったということでした。これはしかたがありませんが、便乗欠席もいました。
CさんやWさんはその典型でしょう。電話をかけると、Cさんはメールを見ていなかったと言いました。スマホで天気予報だけ見て、台風が来そうだから休もうと勝手に決めてしまったに違いありません。地下鉄だけで来られる所に住んでいますから、東京メトロのページさえ見れば通常どおりに運行していることがすぐわかり、登校できたはずです。そもそも、昨日の授業の際に、学校からのメールを必ず見るようにとくどいほど言われていたはずです。休みたいという自分の気持ちに沿う情報だけ見て、登校できるという判断の元になる情報には接触しようともしなかったのです。
Wさんもほぼ同様です。Cさんよりずっと学校に近いところに住んでいますから、もっと楽に登校できたはずです。現にCさんと同じところに住んでいる学生は、普通に登校しました。「のどが痛い」と、素晴らしくきれいな声で理由を言ってくれました。
結局、出席した学生は普段からやる気のある学生、欠席した学生は普段から少しでも楽をしようと考えている学生でした。他のクラスも、欠席した学生は、「やっぱりね」と言いたくなる面々でした。こういうところからどんどん差がついていくんですよね。
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