雨が降ると

7月30日(火)

午後、新宿は多少雨がぱらついたので、幾分気温が下がったようです。しかし、湿度が上がったみたいで、外は蒸し暑いことこの上ありません。中途半端な雨は、気温を下げず湿度を上げるばかりで、ご利益はありません。でも、梅雨前線による大雨に見舞われ大洪水になっている東北北部に比べたら、ぜいたくな話です。

先日、天気予報を見ていたら、今年の太平洋高気圧はパワハラ高気圧と呼ばれていると言っていました。あまりに高圧的で、雨雲さえ満足に育たないのだそうです。だからかどうかはわかりませんが、午後の雨も確かに降りましたが、気象庁のデータ上は降水量0ミリです。雀の涙以下ということでしょうか。東北北部は、このパワハラ高気圧の圏外ですから、雨雲が跋扈した結果、大きな被害が発生したというわけです。

学生たちは、そんな弱々しい雨でも、雨が降っていると見るや、職員室へ傘を借りに来ます。いつの間にか、貸し出せる傘がすっかり消えていました。「雨に降られて風邪をひいて欠席しました」などと言われるよりはしっかり傘をさしてもらった方がいいですが、やみそうな雨と降り続きそうな雨って、区別がつかないのでしょうか。学生が大好きなスマホには、そういう雨予報がうるさいほど流れ込んでくると思うのですが。

学生たちの国では、そういう情報が流通していないのでしょうか。「雨雲接近中」などという表示を見て行動を決めるのは、日本人ぐらいなのでしょうか。だとしたら、これも日本文化だよと、学生に教えてやらなければなりませんね。

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