安っぽい?

7月26日(金)

「あ、新札だ」。レジを開けた事務のTさんが叫びました。「どれどれ」と、私も新1万円札を見せてもらいました。7月3日の新札発行より遅れること3週間余り、初めて拝見し、触らせていただけるチャンスが訪れました。

パッと見、安っぽい感じがしました。確かに、偽造防止のホログラムに渋沢さんのお姿が浮かびましたが、“子ども銀行券!”というのが第一印象でした。算用数字の10000というのが、その源のような気がしました。

噂によると、ATMでお金をおろすと新札がザクザク出てくるそうですが、まだ当分その必要はなさそうです。先ほど財布の中を見たら、諭吉さんが4人もいらっしゃいました。夏休みぐらいまで行けるんじゃないでしょうか。

学生たちは新札をどう見ているんでしょうか。私自身、新札にお世話にもなっておらず、興味もありませんから、授業で取り上げることもなく、したがって、学生の意見も聞いていません。学生から新札の話題が出てくることもありませんから、私同様、新札を見にしたり手にしたりしたことがないほうが主流なのかもしれません。でも、Tさんが見つけた新1万円札は、学生が支払ったお金である確率が非常に高いです。とすると、学生は案外新札を使っているということも考えられます。となると、いちばん時代遅れなのは、新札を見つけて叫び声をあげたTさんや、そのTさんにわざわざ渋沢さんのお顔を拝ませてもらった私ということになります。

来週は授業の際に例文か何かで使ってみて、学生がどんな反応を示すか観察してみることにします。

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