まだ見ぬ受講生へ

6月28日(金)

学生たちは学期休み、先生方は今学期の成績不良者の対応と新学期の準備にいそしんでいます。私は毎日のように養成講座の授業があり、私の周りだけ別の時間が流れているかのようです。

私が担当している養成講座の授業は多岐にわたり、なおかつ半年に1回のペースですから、授業の前に資料を読み込んでおかないと立ち往生しかねません。しかも、コース名で「少人数」とうたっていますから、受講生のペースに合わせて講義の中身も多少調整します。

現在の受講生の方々は優秀ですから、ちょっと難しめの話題を盛り込んだり、あるテーマについて深掘りしたりして、受講生に押し負けないようにしています。そのためには、結果的に没になることも覚悟のうえで手持ちの資料を膨らませておきます。これは、頭を悩ませられることではありますが、やっていて楽しいことでもあります。今朝も2時間ばかりあれこれ考え、一応この線で行こうと、以前の資料を手直ししました。

授業は順調に進みましたが、優秀なだけに質問も多く、その方面の議論が盛んになりました。その議論は考えさせられるところが多く、私自身も勉強になりました。そのかわり、今朝の2時間は、出番がありませんでした。

午後は、通信で養成講座を受講している方の試験問題を作りました。申し訳ありませんが、通信の方には実際にお会いしたことがありません。どんな方がどんなふうに、私が作ったオンライン教材を使っているのか見えません。私がカメラの前で力を込めたことが、パソコンの向こう側の受講生に伝わっているのでしょうか。そんな心配をしながら、キーボードをたたきました。

このテストは、来週行われるそうです。採点が、ちょっと怖いです。

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