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6月6日(木)

令和6年6月6日、しかも大安。縁起がよさそうな日です。だからというわけではありませんが、来学期の新入生のプレースメントテストをしました。もちろん、学生たちは来日していません。オンラインでの試験です。パンデミックですべてがオンラインになってから、新入生のプレースメントテストは、来日前にオンラインで行うようになりました。パンデミックが収まってからも、来日前に済ませてしまった方が日程に余裕ができますから、プレースメントテストはオンラインでしています。

私は、午前中のテストで中級以上の日本語力と判定された新入生たちが、中級以上のどのレベルに当たるか判定するテストの試験監督をしました。試験監督といっても、パソコンを眺めて、所定の時刻に所定の問題を送り、所定の試験時間後に解答を提出させ、また新しい試験問題を送り、所定時間後に回収するという、腰かけたままできる楽な仕事でした。教室での試験では、受験生の間を歩き回らなければなりませんから、たとえ受験者が少なくてもずっと座っているわけにはいきません。しかも、みんな中級以上ですから、少しゆっくり目に話せば日本語も通じます。こんないい商売はありません。

画面上に映し出された受験生たちは、日本語がよくできると思って見るからでしょうか、みんな賢そうに見えました。受験生の背景の部屋は、きちんと整理整頓されていました。日本でもこういう生活を続けられれば、順調に力を付けて志望校に入れるんだろうなあと思いました。

試験は無事終わりました。「日本で会いましょうね」と言いながら画面に手を振ったら、みんな手を振り返してくれました。この学生たちに実際に会うのは、来月の入学式です。

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