5月10日(金)
F先生の代講で入ったクラスには、先学期レベル2で教えた学生が数名いました。また、日本語プラスで顔見知りになっている学生もいましたから、クラスの半分ぐらいは知っている学生でした。ですから、授業の終わりごろにはだいたい顔と名前が一致してきました。
そうすると、当然、顔と名前とできる・できないが紐づけられます。だから、この問題はこの学生に答えさせてみようとか、ここはあの学生の意見を聞いてみようとか、逆に、この学生からはろくな答えが返ってこないだろうから指名するのはやめておこうとか、授業を組み立てる面白さが感じられるようになってきます。
Qさんは、最初に指名した時に全然答えられず、その後こっそりスマホをいじっているのを見つけましたから、私の心の中では最低レベルにランク付けされました。Yさんは、発音はイマイチですが、前向きな姿勢が感じられ、上級でまた会いたいなと思いました。Nさんは先学期も教えた学生ですが、順調に伸びているのが感じられ、このまま力を付けていってほしいと思いました。Gさんも、相変わらずよくしゃべり、このクラスでも中心的存在のようで、安心しました。
何より、このクラスは学生たちの仲がいいので教えやすかったです。冷たい雰囲気のクラスだと、学生同士が名前を覚えません。このクラスは「じゃあ、次は◎△さん」なんて、学生が言い合っていましたから、学期が始まって1か月ほどでよくなじんでいるんだなと思いました。
こういうクラスの代講なら、もう一回ぐらい入ってもいいですね。
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