4月26日(金)
文部科学省からの奨学金をもらう学生を決める面接をしました。正確には、KCPが奨学金をもらう学生として文科省に推薦する人を決める面接です。書類審査などで落とされる可能性がありますから。とはいえ、こちらから推薦した学生は例外なくもらえると考えていいくらいですから、事実上「奨学金をもらう学生を決める面接」なのです。
まず、奨学金が欲しい人を募集しました。出席率で制限を加えましたから、誰でもというわけにはいきません。毎日口を酸っぱくして休むなと言っているのですが、こういうところで残念な思いをする学生が後を絶ちません。また、日本で進学する留学生対象ですから、就職希望や帰国予定の学生は対象外です。
こちらの希望としては、お金に困っている学生にあげたいです。出席率や成績がよくても、裕福ない家庭の学生には、遠慮してもらいたいところです。お金の出所は私たちの税金ですから、奨学金を遊ぶ金や貯金の積み増しに使ってほしくはないです。ですから、面接の際には経済状況も聞きます。
Sさんは学業優秀で、出席率も問題なく、しっかりしたビジョンを持って進学しようとしていますから、当選確実です。残りの数名が横一線で、甲乙つけがたい状況です。Kさんはお金に困っていますが、成績が心配です。でも非常な努力家です。やはりお金の心配が絶えないCさんは、アルバイトがなかなか決まらないと言っていました。意外だったのがYさんで、あっさり落ちるだろうなと思っていたら、自分の将来に対してとても深い考えを持っていることがわかりました。好感度急上昇です。
…などなど、結局だれを選べばいいか決めかねて、継続審議ということになりました。各方面から情報を集め、最終決定します。もう少し受給者枠が多ければみんな推薦できるのにね。
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