4月10日(水)
午後、先週入院した慶應病院で抜糸してきました。手術が全身麻酔でしたから、抜糸も大掛かりになるのではないかと心配していました。でも、椅子に座って、仰向けに倒されると、「はい、消毒します」「ああ、傷口、きれいですね」「じゃ、糸を抜いていきます」と声をかけられ、数分で「はい、抜き終わりました」となり、椅子を起こされ、「うがいしてください」で終わってしまいました。
手術の大騒ぎに比べると、何とあっけないこと。治療費もお昼ごはんと同じか安いくらいでした。来月の中頃、もう一度傷跡が順調にふさがってきていることを確認してもらうために通院することになりました。そこでOKがもらえたら、今回の手術は完全に終わりになるのでしょう。
退院時に痛み止めのロキソニンをもらい、痛くなったら飲むようにと言われましたが、1粒も飲むことなく抜糸できました。とはいえ、手術をした左下奥にどことなく違和感が残っていて、軟らかいものでも左で噛むのがためらわれました。ところが、糸を抜いたらその違和感がきれいさっぱり消え去りました。ためしに、病院の帰りにパンを買って食べたら、ごく自然に左で噛めました。
病院から帰って来てから、レベル2の日本語強化のオリエンテーションに参加しました。通常の日本語授業に上乗せして、さらに学びを深めたり広めたりする授業です。そういう授業を希望する学生たちですから、真剣に教師の話に耳を傾けていました。そんな学生の前で話をするのは、やっぱり気持ちがいいものですね。糸を抜いた口が、いつもより滑らかに動いた気がしました。
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