12月16日(水)
午前中、11月のEJUの結果通知が届き、午後から、もらいに来た学生に渡し始めました。予想通りというか、予想以上に進学相談の学生が押し寄せ、仕事がほとんど進みませんでした。
自分の成績を見て出願大学を決めるのは当然のことですが、今年は昨年あたりに比べて、自分の点数では入れそうな大学はどこかという質問が多かったように感じました。ネームバリューのある大学に確実に入りたいという意識が強いのでしょうか。
国立大学の場合、2月25日の集中試験日に受ける大学1校と、それ以外の日に受けられる大学何校かを選ぶことになります。全部で数校ですが、その組み合わせが問題です。チャレンジ校はすぐ決められても、その次のランクの大学が学生にはよくわからないのです。自分の持ち点で受かりそうな大学、学部学科は替えてもいいからちょっとでも有名そうな大学に入りたい、そんな葛藤が実況中継で始まりました。
それをさらに複雑にするのが、出願は6月の成績でするか11月のでするかという選択です。どちらかが明らかによければ悩む必要もありませんが、6月で結構な点数を挙げてしまうと、11月はある科目は上がって、別の科目は下がってということにもなります。となると、大学がどの科目をどの程度重視するかを見極めねばなりません。留学生入試は日本人の一般入試とは違って、何にどの程度ウェートを置くかが発表されないことが多いです。だから、教師の経験とカンと推理が頼みの綱です。
年が明けたらすぐ国立大学の出願です。学生たちにしても、ゆっくりと迷っている暇はありません。明日以降も、悩める子羊が続々と訪れることでしょう。