最悪から這い上がれ

11月16日(木)

Kさんは、先週金曜日、滑って落ちるという、受験生にあるまじき行為で足にけがをしました。重ねて今週月曜日にも、足をかばったのでしょうか、同様の状況でけがをひどくしました。そんなわけで、火曜日の中間テストも欠席でした。しかし、今週末、志望校の面接試験があります。Kさんにとっては初めての入試面接です。もとはと言えば金曜日に面接練習をする予定でした。それを火曜日の中間テスト後に変更し、それもできなくなってしまいました。昨日の夜、「明日、学校に行って、授業後に面接練習します」というメールが届きました。状況を確認すると、歩いて登校できるとは到底思えませんでした。案の定、今朝も登校できず、その代わり、「午後、オンラインで面接できませんか」というメールが来ました。

午前の授業が終わった空き教室を借りて、オンライン面接練習をしました。私は、zoomを使うのも久しぶりでしたから、こっそり復習をして、面接練習に臨みました。

画面に映るKさんは上半身だけですから、けがの様子はわかりません。そうしたら、けがをしたばかりの、内出血して腫れた足の写真をわざわざ見えてくれました。証拠写真のつもりだったのでしょうか。

肝心の面接練習は、弁が立つKさんですから、サクサク進みました。でも、「貴校のキャンパスはすごく素敵だと思いました」といった感じで、志望理由などの内容が薄かったです。初めてでしたから、しかたがないのかな。

そういった点を指摘すると、Kさんはいつもとは打って変わって、神妙な顔つきで聞いていました。そして、明日も面接練習をすることにしました。Kさんなら、軌道修正をしてくれるでしょう。

そして、今週末の本番ですが、無理してスーツを着ていくよりも、ジャージに松葉杖ぐらいの方が、同情を誘っていい結果につながるでしょうか。難しいところですね。

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