10月12日(木)
授業後、欠席したCさんに電話をかけると、あっさり本人が出ました。
「Cさんですか」「はい」「KCPの金原です。こんにちは」「こんにちは、先生(明るく元気な声)」「Cさんは、今日、学校を休みましたが、どうしましたか」「寝坊しました。先生、すみませんでした」「そうですか。何時に起きたんですか」「12時半です」「12時半? ついさっきじゃないですか」「はい…」「昨日、何時に寝たんですか」「3時に寝ました」「3時? それは昨日じゃなくて、今朝ですね」「あ、はい…」「じゃあ、何時に寝れば、学校に間に合う時間に目が覚めるんですか」「11時ごろに寝れば…」「わかりました。今晩は11時までに寝て、明日は寝坊しないで学校へ来てください」「はい」「じゃ、明日、学校で会いましょう」「はい、先生」。
Cさんの住所からすると、8時に起きればどうにか遅刻しないで登校できるはずです。それなら、3時にベッドに入っても5時間寝られます。十分な睡眠時間とは言えませんが、授業中爆睡するほどでもないでしょう。そもそも、3時から12時半まで9時間半もなんて、受験生にあるまじき睡眠時間です。
次はKさん。
「Kさんですか」「はい」「KCPの金原です。こんにちは」「こんにちは、先生(明るく元気な声)」「Kさんは、今日、学校を休みましたが、どうしましたか」「寝坊しました。先生、すみませんでした」「そうですか。何時に起きたんですか」「11時半です」「11時半? 昨日、何時に寝たんですか」「3時に寝ました」「3時? それは昨日じゃなくて、今朝ですね」「あ、はい…」「じゃあ、何時に寝れば、学校に間に合う時間に目が覚めるんですか」「1時ごろに寝れば…」「わかりました。今晩は1時までに寝て、明日は寝坊しないで学校へ来てください」「はい」「じゃ、明日、学校で会いましょう」「はい、先生」。
Cさんほどではないにせよ、8時間半の睡眠時間は十分すぎます。そもそも、2人ともなんで3時まで起きてるんでしょうかねえ。この2人以外にも、3時4時まで愚にもつかないことをしながら起きている学生がおおぜいいます。朝型の私にとって、3時と言えば就寝時刻ではなく、起床時刻です。日の出から日の光を有効に使わなきゃとは思わないんでしょうか。日足が短くなったのを、夕方ではなく朝に感じる生活の方が、ずっと健康的だと思うんですが、いかがでしょうか。
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