アンケートに答える

9月9日(土)

先週のことでしょうか、卒業生のEさんから、卒業研究でアンケート調査をしているので、それにこたえてほしいと声をかけられました。アンケートフォームを見ると、“はい/いいえ”で答えたり、1から5とか7とかまでの数字を選んだり、あるいは四択など、各種質問が入っていました。アンケート全体の組み立て、質問のしかたなどは、研究室の先生かだれかに教えてもらったのでしょう。似たような質問がいくつかあったのは、回答者がいい加減に答えていないかチェックするために違いありません。プロが見たら、よくできた構成になっているのだと思います。

でも、質問文まではチェックしなかったのかなあ。間違いとまでは言えませんが、こなれていない日本語がいくつかありました。引用して説明したいのですが、下手なことをするとこのアンケートに悪影響を及ぼしかねませんから、それはやめておきます。

逆の見方をすると、このアンケートは、Eさんが練りに練って作り上げたものだとも言えます。研究室の教授や先輩方の力を借りず、また。AIにも質問文を考えさせず、Eさん自身が考え出したのです。夜遅くまで文面を考えているEさんの姿が目に浮かびます。だからこそ、こちらも真剣にアンケートに答えました。

自分が教えた学生だからというひいき目がたっぷり入っていますが、私はEさんのアンケートをこのように評価しました。しかし、来年同様のアンケートが卒業生から届いたとしたら、きっと非の打ち所のない日本語で書かれた質問文になっていることでしょう。もちろん、そのアンケートにも答えますが、どんな気持ちで答えるかなあ…。

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