7月29日(土)
4年ぶりに隅田川の花火大会が催されます。見に行くと言っていた学生も何人かいます。先週から今週にかけて、学校で浴衣販売や浴衣の着付け教室をやったのも、隅田川をはじめとする花火大会のシーズンだからです。このように、隅田川の花火大会は、日本社会にとっては、以前の姿に戻れた、夏の風物詩が復活したということで、好ましいことでしょう。でも、私にとってはあまりありがたいことではありません。
私のうちは隅田川のそばにあります。ベランダから隅田川が見えます。ですが、花火が上がるのとは反対側ですから、花火の音は聞こえても、夜空に映し出される光の芸術を楽しむことはできません。それどころか、退勤時の電車が超満員になり、駅のホームも駅からうちまでの道も身動きができないほどになりますから、帰宅するのも一苦労です。ですから、仕事が終わったら、新宿で時間調整をします。紀伊国屋に閉店までいれば、大混雑は避けられるんじゃないでしょうかね。
40年近く前、就職2年目の私は車を買いました。花火大会があるというので、その車で会場近くの山に登りました。山の頂上からなら、街や工場の夜景を背景に、花火が映えるのではないかと思ったのです。ところが、中途半端な距離の中途半端な高さの山からだと、花火は上がっても斜め下ぐらいで、ひどくしょぼいものに見えました。見上げてこそ花火なんだなあと、強く思いました。でも、スカイツリーからだと足もと直下に光のパフォーマンスが繰り広げられますから、また話は別なのでしょう。
来週は、もう8月です。そして、2週間足らずで夏休みです。
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