かぶととこいのぼり

5月2日(火)

毎年のことですが、5月5日は祝日なので、連休直前の5月2日に端午の節句の行事をします。今年の特色は、教室で兜を折ったことです。端午の節句のリーダーが兜の折り方のpptを用意してくれましたが、やはり実演するに限ると思い、今朝は出勤して最初の仕事として、兜の折り方を復習しました。

兜なんて、何十年も折っていませんから、果たしてうまく折れるだろうかと心配していました。しかし、折ってみると指先が自然に動きました。自転車に乗るのと同じで、体が覚えているものなんですね。少し自信を持って授業に臨みました。

さて、本番です。学生に折り紙を配って、実演を始めました。その直前の授業までやる気があまり感じられなかったJさんやYさんも、pptと私の実演とを見比べながら、けっこう本気になって折っているではありませんか。学生たちにとって難しかったのは、兜の前立てを折り出すところでした。三角をきっちり半分に折ってしまって、前立てが目立たなくなってしまった学生が何名かいました。先っぽが外に出るように折るんだよと、目の前で折って見せて、学生にやらせました。どうにか、全員兜らしく折れました。

6階の講堂には、毎年のごとく、5月人形が飾り付けられていました。教師の役目は、その人形の解説です。弁慶がいましたから、弁慶の泣き所なんていうのまで教えちゃいました。学生たちと同年代の日本の若者は、そんな言葉は使わないかもしれませんが…。

最後は、校庭に飾られたこいのぼりを見上げました。ビルに囲まれて、いかにも池の中の鯉という感じですが、首を直角に曲げれば青空を泳ぐ鯉に見えないこともありません。

今年は柏餅なしでしたが、学生の心に何か残せたでしょうか。

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