隣の女性

3月31日(金)

昨日の夜、退勤時に乗った銀座線で私の隣に座った20歳代と思われる日本人女性は、堂々とマスクをしていませんでした。電車の中では、外国人観光客らしき人たちがマスクをせずにおしゃべりしているのは何回か見かけましたが、日本語があふれたスマホの画面とにらめっこしているマスクなしは初めてでした。

まわりの乗客も、私と同様に一瞬ぐらいはその人に目をやったかもしれませんが、何事もなかったかのように自分の仕事に没頭していました。ずっとあたりを見張っていたわけではありませんが、眉を顰めたりなどという人もいなかったと思います。少しずつ、社会が復旧しつつあるんですね。

現時点では、半袖で歩くよりマスクを取って電車に乗る方が勇気がいります。私は大勢順応派ですから、ごく当たり前にマスクを着けて電車に乗ります。昨日の女性がどんな考えの持ち主かわかりませんが、そういう行動ができることに対して、うらやましさを感じました。

5月の連休明けに5類に指定替えになったら、マスクなしの顔がぐっと増えることでしょう。マスクを着けたままの人がかなり残るんじゃないかとも言われていますが、梅雨が近づいて蒸し暑くもなるし、マスクなしが思ったより早く広まるんじゃないかな。

KCPでは、新学期から学生教職員に対して、校舎内でもマスク着用を求めないことにします。教室の机の配置も、以前のようにみんなの顔が見えるコの字型に戻します。どのくらいの学生がマスクを外すでしょうか。教室にかつてのにぎわいが復活するでしょうか。始業日は、来週の金曜日です。

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