1月6日(金)
午後、Fさんが大学出願に必要な書類を申し込みに来ました。申込用紙に、必要書類の種類とその枚数、名前や学籍番号や提出先などを記入します。Fさんは、名前の欄に、姓と名を分けて、カタカナで名前を書きました。ところが、書類の申し込み用紙の名前を書く欄には、若干小さめの字ですが、(漢字)、(英字)という表示があります。それが目に入っていなかったのでしょうね。
テストの時や提出物にいつもそうしていますから、ほとんど反射的にそう書いたのでしょうが、ちょっと注意不足でしたね。学校内の書類ですから、受け取る側の指摘に従って書き直せばそれで済みますが、大学に提出する書類でこんなミスを犯したら、最悪の場合、出願が認められなくなります。Fさんはクラスの中ではしっかりしているほうですが、それでも間違えてしまうのですから、他の学生はどうなのでしょう。
でも、多くの大学がオンライン出願となっています。“英字”の欄にカタカナを入力したら、すぐにエラーが出て気が付くでしょう。同様に、不適切な入力があると、やり直しを指示されます。そういうシステムに慣れているため、細かい字まできちんと読まずにパッと書いてしまうのかもしれません。
人間が犯すケアレスミスをフォローしてくれるのはありがたいことですが、そのせいで人間の注意力が衰えていくのだとしたら、恐ろしいことです。コンピューターの助けなしでは、いずれ人類は、社会を保てなくなる、生きていけなくなるのでしょうか。
私も同じようなミスをちょくちょくやらかしますが、こちらは細かい字が読めないせいで…。
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