10月17日(月)
新学期初日から呼び出していたCさんに、ようやく会えました。私が呼び出して、しかもその召喚になかなか応じなかったということは、だいたいどんな学生か見当がつきますね。
Cさんの9月の出席率は、ちょうど50%でした。今学期も始まって1週間しかたっていないのに、すでに何日も休んでいます。このままでは、ビザの更新すら危うい状況です。また、そんなふうに休んでばかりいますから、学業面も思わしくありません。大学に進学しようと考えているようですが、見通しは暗いです。
志望校を聞いてみると、すぐに3校の名前が出てきました。その大学名も、夢物語レベルではなく、現実的な線でした。うち1校は名前を間違って覚えているようでしたが、進路についてまるっきり考えていないわけではないようです。試験日を聞いたら、ちゃんと答えられましたしね。
だからこそ、出席率が大事なのです。せっかく合格したのに、出席率が悪くてビザがもらえなかったなどということになったら、泣くに泣けません。欠席することは、自分の将来を自分の手で狭めているにほかなりません。
そして、日本語です。私の言葉は通じていたみたいです。まあ、そんなに難しい話はしませんでしたから、当然といえば当然です。しかし、Cさんからの返答は普通体になってしまうことが多かったです。これが入試の面接だったら、落とす理由を面接官に与えているようなものです。また、担任のO先生によると、Cさんは授業中に母語で友達としゃべっていることがよくあるそうです。指名されて答えるときも、単語だけなんでしょうね。
今回は初回なので、激励モードで終わりにしました。しかし、次は激怒モードですよ。
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