7月1日(金)
新しい月が始まり、2022年の後半戦が始まりましたが、いきなり今年1番の暑さ、37.0度です。桐生とか伊勢崎とか勝沼とか、40度を超えたところよりはましだと思わなければいけないのでしょうが、数字を見ただけで元気がなくなります。
校舎に入ってくる人は、学生も教師もみんな温度センサーに引っ掛かります。駅の方から来ると、玄関に入る直前、ほんの数十メートルだけ日なたを歩くのですが、それが命取りになります。髪や服やかばんなどがその間にたっぷり熱を蓄えてしまいます。私は、郵便局の前の公園を一周して、木陰で熱を冷ましてから校舎に入るようにしています。そうすると、アラームに驚かされることはありません。
こうしてみると、木陰の威力って大したものです。あんな猫の額の半分ほどの公園に植わっているわずかばかりの木でも、私の体や持ち物から熱を奪ってくれるのです。涼しいというレベルには至りませんが、日なたを通って来た人たちとは明らかに違う結果になっているのですから。
こういう働きをする木を、安易に切り倒してしまったり、落ち葉の処理に手がかかるからと枝を払ってしまったり、日本中で虐待しています。世界各地で発生している森林火災だって、自然発火が原因の場合でも人災的要素が見逃せないと言います。近い将来、体温測定のアラームが鳴るだけでは済まない事態がもたらされてしまうかもしれません。
天気予報によると、来週は多少気温が下がりそうです。でも、湿度が上がりそうなので、結局、蒸し暑くてかなわんということになりそうです。体力を温存しつつ、新学期の準備を進めていきましょう。
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