初対面の再会

4月6日(水)

初対面だけど旧交を温め合う――という不思議な光景が、あちこちで見られました。私も、Lさん、Cさん、Hさん、Mさん、Kさんと、“再会”しました。

密を避けるため午前と午後の2回に分け、このたび来日した学生を集めて、ウェルカムパーティーを開きました。去年の4月以降KCPに入学してオンライン授業を受けてきた学生と、今学期の新入生とをまとめて、いわば2022年4月期来日生を歓迎するイベントです。この中に、去年の4月期にレベル1で教えたCさんたちや、スピーチコンテストのスピーチ指導をしたLさんや受験講座で毎週のように顔を合わせてきたKさんがいたのです。

「わー、生Lさんだ」なんてはしゃいじゃいましたが、実は、「先生、私Lです」と名乗られるまで気が付きませんでした。オンラインの時はマスクなしでしたから、マスクありの顔は初めてだったのです。確かに、よく見ると、目元はLさんです。でも、Cさんは、髪型が変わったせいか、名乗られてもピンときませんでした。zoomの画面の1マスとは、ずいぶん印象が異なります。

レベル1の時に種をまいたCさんたちは、明日からレベル5です。この半年余り受験講座に食いついてきたKさんは今度の6月のEJUに勝負をかけます。みんな、成長すると同時に、日本留学生活の最初の山場を迎えようとしています。その時期に、直接顔を合わせて力になれるとは、教師として意気込みを感じずにはいられません。

歓迎のスピーチをするためにステージに上がった時、午前も午後も、数秒かけて会場を見回してしまいました。誰もが、日本へ来てKCPの校舎で勉強できる喜びに満ちた表情をたたえていました。この顔を曇らせることなく、学生たちを志望校へと送り出したいと思いました。

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