10月25日(月)
11月のEJUの受験票が届きました。学校を通して団体受験申し込みをした学生の分です。届いたのが授業の始まった後でしたから、学生本人に手渡すのは明日になります。ここまでくれば、よほどの天変地異でもない限り、中止ということはありえないでしょう。
しかし、学校としては、まだ胸をなでおろすわけにはいきません。11月までの来日を見込んで日本国内での受験を申し込んだ学生たちが、まだ誰1人として入国できていません。11月14日の本試験を受けようと思ったら、今すぐにでも来日しなければなりません。11月30日に設定された追試験を受けるにしても、待機期間を考えると、11月15日には来日していないといけません。
一刻も早く政府に動いてもらいたいところですが、現在、衆議院選挙の真っ最中で、動ける状況ではありません。どんなに早くても31日の投票日後ですから、11月14日の本試験受験は絶望的、30日の追試験も黄信号かもう少し赤っぽい中央線のラインの色ぐらいでしょうか。
感染状況がひどくない国からの留学生は、ワクチン接種済みを条件に待機期間を5日間ぐらいにしてくれたら、多少は望みが出てきます。でも、そういう政策は取らないでしょうね、政府は海外からの留学生に冷たいですから。自民党がボロ負けして政権交代などとなったら、留学生の入国なんかかすんでしまいます。自民党が勝っても、まず経済政策とか言って、やっぱり後回しにされてしまうでしょう。どちらに転んでも、明るい兆しは見えてきません。菅さんが夏あたりに抜き打ち解散とかしておいてくれたら、今ごろは多少落ち着いて、「そういえば、留学生も入れなきゃね」などとなっていたかもしれません。
本人に渡らないかもしれない受験票の入った水色の封筒を見るのは、心が痛みます。
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