10月1日(木)
昨日は1日かけて病院を2か所回りました。本当はもう2か所ぐらい行きたいのですが、そもそも、この年になれば体じゅうにガタが来て、いくら病院回りをしてもきりがありません。機械でいえば、経年劣化というやつです。酷使したり耐用年数が近づいたりすると、だんだん調子が悪くなるっていうあれです。風邪みたいな病気は日頃の生活管理で防げても、老化現象はいかんともしがたいです。「老いる」が意志動詞ではないのが何よりの証拠です。それに、学期休みだからってそうそう休んでばかりはいられませんからね。
朝、受付が始まる15分ぐらい前に病院に着いたのですが、私の受付番号は183番でした。総合病院ですからいろいろな診療科を合わせて183番であり、私の診療科は受診者が少なく、診療時間が始まったら、予約時間通りに、すぐに順番が来ました。時間があるだろうと思って待合室にある無料の血圧測定器で血圧測定をし始めたら、名前を呼ばれてしまったくらいです。でも、隣の診療科は多くの受診者が来ていて、こちらの待合室にまで流れ込んでいました。
老人病のご他聞に漏れず、私の場合も慢性疾患ですから、完治は望むべくもなく、いかに現状維持を続けるかがキーポイントです。昨日の担当医も、「あと40年か50年使うつもりで、ずっと見ていきましょう」と、半分は揶揄でしょうが、そう言っていました。病院通いをしていない部分に関しても、病院へ行ったところで劇的な改善は見られないでしょうから、行こうと思わないのです。今通っているのは、ここが壊れたら人生の楽しみがなくなりそうだという器官の病気です。
もうちょっと年を取って、医療費無料化の対象になったとしても、いそいそと通うようにはなりたくないです。注射や採血などは全然怖くないし、どんな苦い薬でも平気な顔で飲めます。また、最近の病院はホテルみたいなすばらしい施設を持っているところも増えてきています。でも、やっぱり、行くのは必要最低限にしたいです。