5月19日(水)
毎年、4月期の中間テストの翌日からスーツにネクタイじゃなくてもいいことにしています。早速半袖シャツを着てきたのですが、最高気温が20度にも届かない肌寒さすら感じる日となってしまいました。
でも、午前中の代講のクラスでネタにしてしまいました。「半袖を着てきたのに、外は寒いです」ということで、体を張ってがっかりびっくりの「のに」の導入に結び付けました。久しぶりにレベル1から離れて、もうすぐみんなの日本語が終わるレベルのクラスでしたが、日本語が通じるクラスは楽ですね。しかも対面授業でしたから、調子に乗っていらないことばかりしていたら、時間が足りなくなってしまいました。
中間テストが過ぎると、学期の最初から受け持っているクラスなら、学生が私の授業の進め方に慣れてくるころです。例えば、私は、指先ほどのチャンスでも捕まえて、以前に習った文法を使わせます。しかし、代講で初めて入るクラスでは、そううまくはいきません。授業の最初の頃は教室中が“???”でした。しかし、要領をつかんでくると、私が使わせようと思っていた文法が出てくるようになりました。今、ここで習っている文法だけ使えるようになっても意味がありません。あれこれ組み合わせて意見を述べたり描写したりできるようになることが、最終目標のはずです。
このクラスの学生たちに多少は刺激を与えられたでしょうか。代講の教師がクラスを荒らしまくるのはよくないですが、普段のクラスにはない何事かを巻き起こして、いつもの先生じゃないことのお詫びに代えたいと思います。授業をしている時は、半袖でも寒くなかったです。
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