3月31日(水)
「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」とはよく言ったもので、今年も3か月が過ぎてしまいました。世の中は、緊急事態宣言が出され、解除され、でもまた感染が広がりつつあるという、振出しに戻るみたいな感じでした。KCPはというと、泣く人も笑う人もいましたが、学生の進路がバタバタと決まり、卒業していきました。
進学実績を全体的に見ると、例年並みではないでしょうか。今シーズンは、昨シーズンまでとは大きく違う特殊な条件下での戦いでしたが、それがKCPの学生たちにとって有利に働いたとも不利益を被ったとも言えない状況です。もちろん、個々の学生レベルで見れば、望外の喜びを得たりまさかの結果に愕然としたり、文字通り人それぞれでした。見方を変えると、この状況を追い風にすることができなかったとも言えます。向かい風に吹き飛ばされてしまった学生も少なくなかったです。
じゃあ、どういう学生にとって追い風だったかというと、早くから動き始めた学生や、失敗に懲りて素早く軌道修正した学生や、志望校や学問に対する思いの強い学生や、焦らず腐らず努力を続けた学生です。結局、今までも成功したタイプの学生が勝者となったという、当たり前すぎる結論になりました。
この3か月の気象データも見てみました。今冬の一番寒かった時期は、1月の10日前後でした。最低気温が氷点下の冬日が続きました。しかし、今朝はコートなしでも全く寒さを感じませんでした。学校の中では、新入生を迎える準備が始まっています。3か月後は、汗をふいているんですよね…。
日本語教師養成講座へのお問い合わせはこちらへ