3月24日(水)
お昼は趣向を変えて、花見に出かけました。新宿御苑は昨日から再開園しましたが、予約制ですから思いついてすぐに入れるわけではありません。上野公園まで遠征する時間などありませんし、そこまで行ったらうちへ帰りたくなります。
私が行ったのは、丸ノ内線の四ツ谷駅です。桜の季節は毎朝お花見をさせてもらっていましたが、去年はホームに屋根を取り付ける工事のためよく見えず、今年は開花が早すぎて、日の出が追いつかず、外が十分に明るくなる前に四ツ谷駅を通過するため、目を楽しませることができません。そこで、今学期も期末テストまでこぎつけられたことだし、天気もいいことだし、見に行こうと思い立った次第です。
四ツ谷駅の新宿・荻窪方面行きホームは、屋根ができたため、桜は見にくくなってしまいました。しかし、私以外にも桜目あててホームに降り立ったと思われる人が何人かいました。けっこう咲いているようでしたが、よく見ると五分咲きくらいでしょうか。風が思ったより冷たかったですが、桜を愛でることはできました。
気象庁が、新しい平年値を発表しました。気温や降水量など気象観測値の平年値は、10年ごとに改訂されます。それによると、東京は年平均気温が0.4度上がり、年間降水量が76ミリ増え、桜の開花日は2日早まりました。
新平年値は、1991年から2020年までの観測値をもとに算出された数値です。現在の平年値は1981年から2010年までのデータでしたから、両者の違いは、1981年から1990年までのデータと2011年から2020年までのデータとの差だと言えます。30年間にこれだけ温暖化が進んだのです。
東京は、今年の桜の開花日は3月14日でした。また、新旧の平年値を比較すると、3月の平均気温は0.7度も上がっています。そのうち、私の出勤時のささやかなお花見は、夜桜見物になってしまうかもしれません。
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