3月15日(月)
「先生、10時半から空いてます?」「はい、11時までなら」「じゃ、Tさんが進学の相談に来るって言ってますから、話を聞いてやってください」「はい、わかりました」…というのが、今朝8時半ごろのM先生との会話でした。
Tさんはちょうど1週間前に卒業した学生ですが、まだ進学先が決まっていません。先学期から面倒を見ている学生ですが、悪戦苦闘が続いています。さっそく、これから受けられそうなところを何校か見繕って、リストにしておきました。
しかし、10時半になってもTさんは現れませんでした。11時から別の仕事が入っていたため、あんまりゆっくり来られても困ります。11時になり、別の仕事を済ませ、職員室に戻ってきても、Tさんが来た様子はありませんでした。1時半からは授業でしたから、それ以後になったらどうしようもありません。
1時を回ってもTさんは来ず、午後の授業に向かいました。4時45分に授業が終わってすぐに職員室に戻りましたが、Tさんは来なかったようです。私がTさんのために使った時間は資料をまとめるための10分ほどですから、影響はごくわずかです。しかし、M先生も言っていましたが、自分から言い出した約束も守れないことが、Tさんにとっては大問題です。いまだに行き先が決まらないのは、こういうだらしなさがその大きな原因であるような気がします。やることがみんな後手に回っちゃってるんですよね。
Tさんには、M先生も私も、今まであれこれ世話を焼いてきましたが、それが有効に働いていません。Tさんは決して無能な学生ではありません。しかし、Tさんよりできの悪い学生も多くが志望校に合格しているのに、Tさんだけ取り残されてしまいました。明日かあさってかTさんが学校へ来たら、その辺のところをどう考えているか、確かめてみたいです。来年進学予定の学生を指導するためにも。
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