1月29日(金)
昨日、Cさんから、入試面接の想定問答集を直してほしいというメールが来ました。Cさんは、滑り止めには受かっていますが、どうにかもう少し上位校に入りたいと準備をしてきました。
早速その想定問答集に目を通してみると、日本語が中途半端にうまいのです。Cさんの知らなさそうな表現もあれば、生硬な言い回しもあります。Cさん一人で書き上げたのではなく、先輩か友だちに見てもらったのでしょう。もしかすると、コンピューターの翻訳も混じっているかもしれません。
面接でのセリフですから、文法的に語彙的に一字一句に至るまで正確である必要はありません。面接官に誤解を与えたり通じなかったりしそうな表現だけ直していきました。また、内容的に飾り立てても、突っ込まれた時に苦しくなるだけですから、自分で自分の首を絞めるようなものです。しかし、つじつまが合わないお話はいけません。「日本にだいぶ慣れたので、今ではどこにでも旅行に行きます」とありましたが、Cさんが日本に慣れたころからずっと、どこにでもひょいひょい行けるような空気ではなかったはずです。ネットで見つけた模範解答を写したのでしょうか。
こんな調子で朱を入れて、午前の授業前にCさんに返信しました。すると、来週早々面接練習をしてほしいとお願いのメールが来ました。面接練習の相手ぐらいいつでもしますが、そうするとせっかくの想定問答集が無駄になってしまいます。私はCさんの想定外の質問をバリバリしますから。
私が入試直前に面接練習をしたKさんが、立て続けに2校も合格しました。この勢いを持ってCさんの面接練習に臨みます。
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