12月15日(火)
授業後、面接練習というか、面接の想定問答集のチェックをしました。
まずはAさん。Aさんについては、答えの内容はともかく、文法の間違いが多いという引き継ぎを受けています。Aさん自身もそういう指摘を受けて、「どうして本学を志望したのですか」などの質問への回答を考えて、文字にしてきました。確かに、引き継ぎのとおり、要点は押さえていますが、助詞が違ったり動詞の活用がおかしかったりしていました。
そういう点を指摘すると、パソコンの中の想定問答集を訂正しました。話すことに自信がないらしく、細かいところまで指示を求めてきました。それだけでなく、訂正したものを覚えようとしていました。丸暗記をすれば、その質問が来た時には完璧に答えられます。しかし、それ以外の質問をされたら、しどろもどろになることは火を見るよりも明らかです。
私は根性がねじ曲がっていますから、そういう受験生を目の前にしたら、想定外の質問ばかりしちゃうでしょうね。Aさんが受験する大学の面接官はどうなのでしょうか。
次はBさん。こちらは、話し出すと止まらなくなるので、どうでもいい話を押さえ込んで本筋に話を絞るために想定問答集を作りました。確かによくしゃべります。私が想定問答集を読んでいる間も、ずっとその答えにした事情などを解説してくれました。この調子だと、「どうして本学を志望したのですか」に対して3分でも5分でも語り続けかねません。「しゃべり過ぎはいけないってわかっているんですが、止まらなくなっちゃうんですよね」とBさん。面接官から「わかった、もういい」なんて言われて中断されたら、気を悪くするでしょうね。Aさん以上に指導が難しいです。
この2名、今週末から本番です。
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