2年ぶりぐらいかな

12月11日(金)

久しぶりにレベル1の授業に入りました。待機期間明けの新入生がぽつりぽつりと来始め、レベル1のクラスを増やすにあたり、私も駆り出されたという次第です。

今学期の新入生は、日本の入国制限によってなかなか日本へ来られず、散々じらされた挙句にホテルに来日後2週間も監禁され、どうにかこうにかKCPの教室にたどり着いたという学生たちです。そのためなのか、勉強しようという意欲は今までの新入生よりも強いと感じました。途中の休憩時間には、今までの勉強で疑問に思っていた事柄を、一斉に質問してきた感がありました。日本語の勉強に飢えていたんだなあと思いました。

生の日本語が聞ける楽しみもあるのでしょうか。発音練習、リピート、コーラスもまじめにやっていました。でも、耳が遅れていること、口が回っていないことは覆うべくもなく、発音のやり直しや、私が学生の言葉が聞き取れずに聞き返す場面も少なくありませんでした。

何でも吸収しようとする、教師にとっていい学生たちではありますが、実力の絶対値は知れたものです。大学進学希望の学生たちは、来年の6月、まだ初級の段階でEJUを受けなければなりません、その成績を持ち点として、来年の今頃ぐらいまでの入試を戦うのです。なんともつらいものがあります。

他の日本語学校も似たりよったりだとすると、存外、日本語力の伸び代を高く評価してもらえて、今私が考えているよりも好ましい結果が得られるかもしれません。来週は、来学期の受験講座の説明会があります。この教室の学生たちも参加します。

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