入ってくるかも

9月23日(水)

今朝の朝日新聞の記事によると、1日1000人のオーダーで長期ビザを持っている外国人の入国が緩和されるそうです。その後、日経でもNHKでも同様の報道がなされましたから、おそらく、近い将来、そういう方向に国の方針が動くのでしょう。

留学生も例外ではないと言いますが、日本語学校の学生にまで順番が回ってくるには時間を要するでしょう。1日1000人ですからね。ビジネスが最初でしょうから、私たち下々がその恩恵にあずかるのは、だいぶ先のような気がします。アベノミクスでは実現しなかったトリクルダウンがいつになるか、すぐには見通しが立ちません。

そうは言っても、準備をまるっきりしないわけにはいきません。一斉に入国するのではなく、ぱらぱらと来日し、2週間の待機期間が終わり次第ぽつぽつと入学するのでしょう。入るレベルもばらばらでしょうから、今までにない対応が求められます。

何よりも、日本語学校には最長で2年までしか在籍できないというルールがそのまま適用されるとすると、進学の準備を急がなければならないという問題が持ち上がります。10月期の半ば以降に入学となると、実質的に5学期でKCPを卒業し、大学や大学院に進学しなければなりません。9月入学がいつの間にかどこかへ消えた今となっては、2022年4月に進学というのが現実的なラインなのです。入試はその半年ほど前ですから、それまでにしかるべき日本語力を付けなければなりません。

経営的にはもちろんのこと、日本語を教え、日本での進学を指導していく上でも難しい運営をしていかなければなりません。在校生の進学指導もこれから佳境ですし…。

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