9月7日(月)
台風10号は、大騒ぎをした割には大きな被害をもたらさずに九州の西の海上を通り過ぎていきました。いや、大騒ぎして避難したり建物の補強をしたり交通機関を止めたりダムの放流をしたりしたため、被害が抑えられたと考えるべきでしょう。それでも土砂崩れなどによって人的被害が発生しました。7月の豪雨は、大騒ぎする以前に洪水になってしまったため、多数の死傷者が出たのです。
事前に「危ない、危ない」と言って何らかの手を打ち続ければ深手を負わずに済むというのは、受験の世界でも同じです。毎年卒業式間際までどころか卒業式を過ぎてからも試験を受けまくる学生は、スタートが遅い学生か自分の実力を直視しない学生です。
Kさんは9月になったのに自分のしたいことがよくわからないと言います。漠然と理科系、その中で電気か機械かなあという程度です。非常に危ない状況です。いくつかの大学を見繕ってKさんに示すことにしました。半分強制的に考えさせないと、最後まで残ってしまうでしょう。
Sさんはすでに志望校を数校選んでいます。その選び方も、難易度を散らしていますから理にかなっています。ただ、大学によって微妙に志望理由を変えなければならないところに苦労しています。やりたいことは決まっていますが、それと完全に一致する大学学部学科はほとんどなく、やりたいことのある部分に焦点を合わせて志望理由を書くということをしていくわけです。でも、道筋は見えていますから、油断さえしなければ、年末ぐらいまでにはきっと収穫があるの8ではないかと見ています。
明日はCさんの進学相談を受けることになりました。CさんはSさんに近い部類ですから、出願校の組み合わせについての話になりそうです。これから、私のところには続々と台風が襲ってきそうです。データを整えて準備しておかなければ…。
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