6月17日(水)
留学生に推薦したい専門学校・大学・大学院を挙げてほしいというアンケートが来ました。確かに私は学生の進路指導もしていますが、日本全国の専門学校・大学・大学院を知り尽くしているわけではありません。まさに管見の及ぶ限りで答えるほかありません。
私が持っている管は、各校の留学生担当の方や、何かの折に見た学校の様子や、卒業生から聞いた話や、一般に報じられている各校に関わるニュース程度です。私自身、専門学校や大学に対して何の影響力も持っていませんから、特別なパイプを握ってもいません。こんな狭い視野から見た評価を答えてしまっていいのだろうかと思いつつ、用紙に記入しました。
まず選んだのが、進学した学生がいい学校だと言っているところです。学生自身、志望校選びの際には情報収集に努め、それなりに取捨選択した結果が、現在の在籍校です。しかし、第一志望校に進学したはずなのに不満を述べる学生もいます。そういう学校は見掛け倒しなんだなあと思います。逆に、滑り止めくらいの気持ちで受かったところに進学せざるを得なくなった学生から、「後輩にぜひ薦めてください」と言われる学校は、きっと人生を豊かにできる留学ができるところだと思います。
私なりの“いい学校”の判断基準に、入試問題の質があります。その問題を解くことによって、受験生に新たな視点が生まれるような出題をする学校は、きっと学生を伸ばしてくれるだろうと思います。おざなりだと感じられるような問題や、落とすためとしか思えないような問題や、問題のための問題みたいな問題や、いわゆるクソ問題を平気で出してくるようなところは評価が低くなります。
来学期になったら、進路指導が本格化します。今年は今までとは違う条件で戦うことになりますから、こちらとしても怠りなく研究し続けねばなりません。というか、もう、ちびちびろ情報を集め始めています。
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