5月14日(木)
「ポストコロナ」とか「コロナ後」とかという言葉によく接するようになりました。従前の社会の仕組みを改めようと、各方面が動き始めています。
在宅勤務が広がると言われています。始めてみたら案外うまくいったという声が結構あるようです。しかし、いわゆる現場は、なかなかなじみません。お店も工場も交通機関も、完全な無人化までにはまだまだ長い道のりがありそうです。学校もその現場の1つです。原理的には教師の自宅から遠隔授業を実施することも可能です。しかし、それが今までと同様の教育効果をもたらすかとなると、大きな疑問符が付きます。でも、遠隔授業の要素を取り入れた授業の進め方は、検討の余地があります。学生管理の方法も含めて、学校運営のあり方を考えるきっかけにしていく必要があると思います。
3密を避ける動きもとどまることはないでしょう。考えてみれば、3密は高度経済成長期かバブル期の残滓です。“みんなが一斉に”が当たり前だったころの名残です。時差出勤しても大きな問題が生じないことがわかってきました。実店舗に足を運ばなくても物が買えます。ウチ飲みが流行っています。個性の時代と言われて久しく、「みんなちがって、みんないい」に光が当たるようになったのは、いつのころからでしょう。仕事も遊びも日常生活も、集団離れが進みつつあります。
それから、マスクが外出時の標準装備になるかもしれません。コロナウィルスへの感染の心配は消えても、未知の病原体を恐れる気持ちは、容易にはなくならないでしょう。インフルエンザや花粉症の季節だけではなく、1年を通してマスクをする人が増えると思います。
東京は月末まで続きますが、39県で緊急事態宣言が解除されました。これらの地方でどんな生活が始まるのでしょうか。注目していきたいです。
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