過多

5月4日(月)

緊急事態宣言が5月末まで延長されました。当然の判断でしょうね。…と、東京にいるとそう感じますが、いまだに感染者がゼロの岩手県の人はどう感じているのでしょうか。東京から大挙して避難民やら観光客やらが凝られちゃ困ると思っているのか、感染者がいないから経済のことも考えて岩手県だけ宣言を解除してほしいと思っているのか、どうなんでしょうね。

全国の新規感染者の半数近くかそれ以上を東京が占めている状況が続いています。このままいったら、月末には東京だけ宣言が解除されず、他は段階的にではあれ解除に向かうなんてことにもなりかねません。東京の人が東京の外に出たり、東京以外の人が東京に入ったりするのは“自粛”で、それ以外の移動は、例えば青森の人が鹿児島へ行くなどというのは、東京を経由しない限り認められるとかってなるかもしれません。

東京の新規感染者数が思うように減らないのは、東京一極集中のしっぺ返しです。東京一極集中は、経済効率を考えたら、日本にとって理想的なのでしょう。それがもたらす弊害は、東京の出生率の異常な低さや精神面での荒廃など、多くのことが今まですでに指摘されてきました。今回、感染症に弱いことも露呈しました。オリンピックは来年になりましたが、現状からすると、都民がよほどの奮起をしない限り、世界中の選手や観戦客のみなさんに安心しておいでいただける状態にならないのではないでしょうか。

昨日、うちの前のショッピングモールで異様な光景が見られました。2階の通路にかなりの長さにわたって、1.5m間隔ぐらいの列ができていました。100円ショップに入る人が並ばせられていたのです。店内に入れる人数を何人に設定したかはわかりませんが、入店までかなり待たされたんじゃないでしょうか。やっぱり、人が多すぎるのです。これを解消しない限り、新たな伝染病が発生するたびに同じことが繰り返されるでしょう。

日本語教師養成講座へのお問い合わせはこちらへ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です