さび落とし

4月22日(水)

外出を減らす、通勤者を減らすという意味もあり、非常勤の先生方にいらしていただくわけにいかず、今学期は私が数学の受験講座を担当することになりました。新校舎になってから初めてのような気がするんですが、記憶がはっきりしません。要するに、それぐらい昔のことです。

引き受けたものの、数学の頭を作るのに苦労しました。コンピューターの中のプリントに見覚えはありますが、神経回路は断絶し、脳はさび付き、勘が働きません。手を付けていないEJUの問題に取り組みましたが、やっぱりすらすらとは解けません。1回分の終わりのほうになって、やっといくらか調子が出てきました。

JASSOはまだ、6月のEJUは予定通り実施という方針を変更していませんから、こちらもそのつもりで学生たちを鍛えていかなければなりません。そのためには、私自身の頭を鍛え直す必要があるわけです。理科をやってても、数学の問題を解くのとは別の頭を使いますから、数学の力を維持することにはあまりつながりません。

EJUの数学は結構計算力を要求されますから、学生たちにはそういう訓練もさせたいです。とかくKCPの学生は、問題の答えを見てわかった気になりがちです。それでは本番で点数が取れません。過去のデータが、それを如実に語っています。最後の詰めをおろそかにしがちなのです。

学生たちのほうも、しばらくブランクがありましたから、課題の出来具合なんかを見ると、数学的な脳になっていないようです。来週までに体制を立て直し、あと2か月でどうにかしていきます。

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