8月5日(水)
昨日まで5日連続猛暑日というのが、東京では観測史上初とのことでしたが、今日も最高気温は35.2度で、記録更新となってしまいました。単に気温が高いだけでなく、蒸しているのが今年の夏の特徴のような気がします。シャツやズボンの下に冷気をため込んでおいても、一歩外に出たとたん、蒸し暑い空気が足にも背中にもまとわりついてきます。いったい、冷夏の予報はどこへいってしまったのでしょう。
今日はアメリカの大学のプログラムでKCPへ来て勉強している学生のインタビューがありました。2人の学生を担当しましたが、やはり暑さは身にしみているようでした。夜はエアコンのお世話になっているとのことでしたが、エアコンは風邪と背中合わせですから、よほど気をつけないといけません。本当はもう1人担当だったのですが、その学生は欠席でした。エアコン風邪なのかなあと思ってしまいました。
震災の年以降、KCPはクールビズで夏場は半袖ノーネクタイです。最初はちょっと抵抗がありましたが、今はこのくそ暑い日にスーツにネクタイなんてありえないっていう気分です。習慣を変えるのには労力が要るものですが、変えてしまってそこで新たな平衡状態とも言える環境が整うと、その新たな習慣もまた居心地がよくなるものです。物理の慣性の法則に似ているなあってよく思います。私のような怠け者には、慣性の法則ではなく惰性の法則と呼んだほうが、その実態をより正確に表しているように思えます。
さて、明日はスピーチコンテスト。学生たちのフレッシュな感性のシャワーを浴びて、惰性に流されている精神に刺激を与えたいです。