どうなっちゃうの

3月10日(火)

報道によると、3月1日から9日までの東海道新幹線の利用者が、前年比56%減だそうです。KCPもとんでもないことになっていますが、日本社会はそれ以上にとんでもないことになっています。

だって、東海道新幹線のお客が半減以下ですよ。東名阪という日本経済の背骨が細り、大動脈に血が流れなくなっているということです。株は少し値を戻したようですが、一時は1万9千円を割り込むなど、市場は弱含みのようです。オリパラが終わったら不景気になると言われていましたが、半年ぐらい前倒しで経済の落ち込みが始まってしまったのでしょうか。目が離せない状況が続きます。

そもそも、オリパラだってどうなるかわかったもんじゃありません。日本が一人コロナ肺炎を抑え込んだとしても、世界的な流行が収束していなかったら、選手団や観客を入国させるわけにはいきません。中国やアメリカが来なかったら、オリパラが国体になってしまいます。それじゃあ開催する意味がありません。

暖かくなったらコロナの勢いが衰えるというのは淡い期待だと言っている専門家もいます。コロナウィルスは風邪のウィルスの一種ですから、そういう考えも成り立ちます。私たちはこれから、肺炎を引き起こすおそれのある種類のコロナウィルスと共存していかなければならないのかもしれません。

マスクやトイレットペーパー・ティッシュペーパーを巡る嫌な話が、毎日のように報じられています。そういう報道に接すると、日本全体が自分たちの美質を発揮する余裕もないくらいに追い詰められてしまったのかと思わされます。不景気とかオリパラの行方とかコロナウィルスとか以前に、日本人がどうなっちゃうのかしっかり見ていかなければなりません。

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