お久しぶり

2月29日(土)

4年に1度のうるう日でしたが、朝から卒業認定試験の採点、月曜日のオンライン授業の準備と、仕事ずくめでした。認定試験の結果が思わしくない学生が数名いたことが、ドライアイと肩こりと腰痛に拍車をかけています。一体何回目薬を差したことか、何回ストレッチを繰り返したことか。

そんな中、気持ちを和ませてくれたのが、卒業生のAさんでした。12年前に日本へ来て、10年前にKCPを卒業したと言います。来日したばかりの頃は本当に子どもだったのに、なんと、フィアンセを連れてきたのです。2人の様子を見ていると、お互いを信頼し合っているのがよくわかり、心が温まりました。

フィアンセは日本語がゼロで、KCPで勉強したいそうです。Aさんも、KCP入学時は日本語が全くわかりませんでした。その後、持ち前の“頑張り屋”をいかんなく発揮し、K大学に進学しました。K大学卒業後はS社に就職しました。そうそう、何年か前に、スピーチコンテストの審査員もしてくれましたっけ。

社会人としてもまれているだけあって、Aさんの日本語は実に自然でした。言葉や文法の選び方も、イントネーションやアクセントも、日本人と変わるところがありません。一般の日本人からすれば、まさしく“変なガイジン”でしょう。私たちは、よくぞここまで上手になってくれたものだと、ただただ感心するばかりです。

Cさんはおとといの卒業認定試験で漢字26点でした。欠席が多かったですから、当然の結果です。欠席理由を聞くと体調不良とかと言っていましたが、それは理由なしという意味でしょう。たとえ休んだにしても、うちできちんと勉強していれば、26点などという点数には絶対になりません。Aさんの頑張り屋魂を少し分けてやりたいです。

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