1月24日(金)
今学期は、毎週金曜日に学生の気になるニュースについてまとめて発表してもらうことにしています。先週の学生は自分の趣味に関するアニメの話題を10分ぐらい熱く語ってくれました。今週は、4人のうち2人が武漢の新型肺炎を取り上げました。2人とも、武漢ではありませんが中国の学生でしたから、やはり心配なのでしょう。
中国が震源地となり、世界中に広がりつつあるという恐ろしい話も出てきました。確かに日本でも患者が出ていますからねえ。じっとしていても、ウィルスの方からじわじわと近寄ってきそうなイメージがあります。患者のくしゃみのしぶきで感染するそうですから、油断はできません。
幸いにも、今のところ、KCPにはこの前の年末年始の休みに武漢に帰省したり遊びに行ったりした学生はいないようです。でも、ウィルスに感染していたけれども潜伏期間中だったため元気そうに見えた友人と会っていたなどというパターンもあるかもしれません。そうだとしても、週明けぐらいまでに発症しなければ、最長の潜伏期間を仮定しても、無事だったと言えそうです。
この学校には世界中から学生が集まってきますから、世界中のいろんな影響も凝縮されます。時には今回のような伝染病であり、経済状況の激変の場合もあり、自然災害に気をもむこともあります。そういうニュースを知っていると、心配そうな顔をしている学生が特に目についてきます。私たちが力になれることってたかが知れていますが、それでも何かしてあげたいと思うものです。
私が目にした記事によると、武漢のウィルスは感染力がそれほど強くないとのことでしたから、中国政府の武漢封鎖作戦が成功して、どうにか下火になることを願っています。
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