2月27日(金)
朝からきれいに晴れ上がり、まだ都内を走っているうちから真っ白な富士山が見えました。その富士山がだんだん大きくなり、窓からはみ出さんばかりになると、そこは富士急ハイランド。
今回は、絶叫マシンに酔いしれる従来のコースに加え、富士急ハイランドの隣のふじやま温泉に入るというコースも選べるようになりました。私はその温泉コースで、駐車場から温泉へ直行しました。
ゆっくり温泉に浸って、たっぷりマッサージをしてもらって…というわけにはいきません。何せバス旅行では初めてなので、学生たちが押し寄せる前に下見を済ませなければなりません。大浴場には打たせ湯みたいな特別な入り方をしなければならないものはなく、床が濡れて滑りやすいことだけ気を付けてもらえばよし。風呂上りにビールを飲む不届き者の心配をしましたが、アルコール類の自販機はなく、こちらも一安心。
というようなことをして玄関の受付に戻ってきたら、学生の第一陣が来ていました。そこからは、受付で入館の手続をするまでの補助に当たりました。三々五々やってくる学生に、靴のまま上がって来きたり、受付を通らずに入ろうとしたりしないように指示を出しました。KCPの学生は、玄関を入り私を見つけるとみんなぴょこんと頭を下げてくれるので、すぐわかりました。
ところが、タオルをもらって大浴場へ行った学生がさっぱり戻ってきません。どうしちゃったんだろうとだんだん心配になってきた頃、赤く茹で上がった顔になって玄関の私の前に現れました。みんな満足してくれたようです。
そんなことをしていたものですから、楽しみにしていたマッサージは行けずじまい。途中A先生が玄関の見張りを代わってくれた時にちょっと昼寝をしただけでした。うーん、ちょっともったいなかったかな。
帰りは石川PAまでは順調に来たのですが、どうやら私たちがそこを出発した直後に事故が発生したらしく、渋滞を抜けるのに1時間以上もかかってしまいました。その分、新宿着が遅れてしまいました。K先生のバスでは、「みんな渋滞で遅くなってイライラしたと思いますが、一番イライラしたのは誰ですか」と学生に問いかけ学生から「運転手さん」という答えが出てきたところで、「そうですね。それでは運転手さんに感謝の拍手を送りましょう」締めくくったそうです。私はそこまでしませんでしたが、本当にそのとおりだと思います。安全に無事新宿まで送り届けてくださったドライバーの皆様、ありがとうございました。